TOP お知らせ 第3回大人の学び舎 「想続としての終活」を開催しました!

第3回大人の学び舎
「想続としての終活」を開催しました!

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第3回目となる今回の大人の学び舎では、「想続としての終活」、つまり、人生の終わりを見つめ、その想いや財産をどのようなかたちで次代に繋げていくかについて、(株)寺院デザイン代表取締役である薄井秀夫氏を講師にお招きし、勉強会を開催しました。

近年、「終活」という言葉をよく聞くようになりました。終活とは、自分の人生の終わりのことを考え、その準備をすることを言います。そして、次の世代に自分の想いをしっかりと伝える事、それを「想続」と呼びます。跡継ぎがいる方も、いない方も、しっかりと考えておかねばなりません。

今回は「想続としての終活」、つまり、人生の終わりを見つめ、その想いや財産をどのようなかたちで次代に繋げていくかについて、(株)寺院デザイン代表取締役である薄井秀夫氏を講師にお招きし、大人の学び舎を開催いたしました。

講演では、まず人生の終わりに当たっての、具体的な終活の方法についてお話がありました。終活には、お葬式・お墓をはじめ、相続や保険、医療、福祉など多岐にわたる分野が関わっています。現代では、これらの事柄について、何らかの不安を持っている人が少なくありません。また自由な時代となり、お葬式や相続などについても自由な選択ができる時代となりました。それゆえ、早いうちに準備をしておきたいと考え、終活に興味を持つ人が増えているのです。

終活では、具体的に次の3つのものをどうするかが柱となります。

お葬式について

身体のことについて

財産について

例えば、自分のお葬式やお墓について、どのような形にして欲しいのかを考えておいたり、また、もし認知症やがんなどの病気になって体や気持ちの自由が利かなくなった時にどうして欲しいか決めておく、あるいは、財産や土地の相続についての計画を立て、身辺整理をしておくといった事により、残された家族に心配や迷惑をかけることも無くなり、また、安心して余生を過ごすことができるようになります。

勉強会では、こうした準備において有効となる「エンディングノート」、つまり、人生の終わりに当たり自分はどうしたいか、という希望を書き、その想いを家族に伝えるためのノートの具体的な書き方などについても、皆で話し合いました。

しかし、この終活において最も大切なことは、遺される人の立場になって考えるということです。そして終活は、家族に想いを伝えるための活動でもあります。自分も家族も幸せになれる終活は、「遺される家族は、本当は何を望んでいるのか」「私はこうしたいけど、それは家族が本当に望むことなのか」などを真剣に考えることから始まります。

この勉強会を機に、皆さんが終活について考えるきっかけとなっていただければ幸いです!