Vol.7 一緒に妙海寺に関わってくださる方々へ
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今まで5回にわたり、お寺の在り方、大切にしている想いを書かせていただきました。
① 「こんなお寺があったらいいな」を実現したい
② お寺が提案する散骨の形
③ お墓の継承問題と大切な機能
④ 「支え合うことのできるコミュニティー」をつくる
⑤ 海洋葬の協力者の方々
上記の5つのことを通してお伝えしておきたいのは、この海洋葬をご利用いただく方は受動的な消費者の立場でなく、一緒に創り出していこうという能動的な方であってほしいということです。
「面倒くさいことでも、大切なものは大切にする」そんな姿勢を共有して頂くことが必要です。
つながりやコミュニティーというのは、良い面もたくさんありながらも、面倒くさい部分が沢山あります。
面倒くさいことが嫌いな方は、私や妙海寺とは関わることは難しいと思います。
人生においても、供養においても、面倒くさいことをするからこそ、そこに意味が出てくるのです。供養をする際にも「お金がかからないように、簡単にやってくれ」と、私どもは言われることはあります。
「お金がかからないように」は、もちろん承諾しますが、「簡単に」というのは承諾できるものではありません。その人の想いを受け取り、渡して行くことができなければ、成仏も、納得のいく人生も過ごすことができないからです。
お寺は、集まる方によってその姿が変わります。その方々の想いの方向性によってコミュニティーの色も変わります。
そのコミュニティーが温かく居心地の良い場所でありたいがゆえに、やはりかかわって頂く方にはブログ④でお話しした「菩薩」であって頂きたいのです。
自らの幸せと他者の幸せを成就したいという共通の目的があるからこそ、持続可能なコミュニティ-寺が存在できるのです。
そのような、理念をしっかりと理解していただくことが私たちの最初のミッションです。そのため、クラウドファンディングを開始しました。
クラウドファンディングを通し、私たちの考え方に賛同してくださる方をたくさん増やしていきたい。そして妙海寺を、私の関わる寺としていただきたいのです。
どうかその点をご理解いただければと思います。